令和3年度活動報告

 

当会では平成13年に長野市が策定した松代地区中心市街地活性化基本計画

「信州松代まるごと博物館構想」を推進するために、松代に潜在する地域資源を

一つ一つ掘り起こして光を当て、磨き上げて全国に発信し、松代の活性化を目指して

取り組んできました。

 

創立20周年を迎えた当会は20周年記念事業の一環として、この20年間の歩みを

振り返り次世代に伝えるべく、20周年記念誌を発行しました。

 

一方で本年もコロナウイルスが当会の活動に大きく影響し、視察やイベント、

松代学講座等の主要活動が低迷したことは、他の観光産業と同様の状況でした。

 

コロナ禍の中で人々の行動樣式や生活樣式も様々に変化しており、コロナ禍が

継続する中、また収束後も以前の状態に戻ることが期待できない環境にあります。

 

このような中、次の10年に向けた新たな会の活動の方向付けと具体化を重点課題と

捉えて取組みを推進しました。

 

2022年は真田信之公松代入部400年の年にあたります。そこで松代の町をあげて

入部400年を祝う取り組みにしていくために、松代まちづくり研究会にて100年前の

300年祭の取り組みについて調べた上で、長野商工会議松代支部、松代地区住民

自治協議会を通して400年祭の実行に向けた企画提案を行いました。

 

長野商工会議所松代支部、松代地区住民自治協議会、信州松代観光協会を

中心に「真田信之入部400年祭実行委員会」が企画・推進するのに合わせ、夢空間も

これに参加協力する形で各種の取組みを企画しました。

 

令和4年4月に開催される善光寺御開帳に、松代から回向柱を奉納する伝統行

事の歴史を「松代学講座」等を通じて学ぶと共に、全国に松代と善光寺との関係を

アピールし、松代への誘客に努めました。

 

松代城第二期整備計画の進展に合わせて旧松代駅舎をはじめ、松代の歴史的文

化遺産の保存利活用を推進して松代の町の質を高めるとともに、信州松代観光協

会と連携して国内及び海外から松代への誘客に努め、まちなかの賑わいを創出し

て地域振興を図る活動を推進しました。

 

全国町並みゼミ、信州の歴史的まちなみフォーラムの開催成果を踏まえ、関係

の深まった地域の諸団体とのネットワークを広げ、松代の伝統環境の保存や、城

下町らしい景観整備に取り組むとともに、長野県内の町並みネットワークの推進

を図りました。

 

諸施策の推進に当たっては、国連の提唱により県や市が推進するSDGsに沿って、

松代の持続可能なまちづくりを推進しています。

 

 

 

【重点事業として】

 ① 会創立20周年の成果を踏まえ、次の10年に向けた新しい事業の在り方を
  検討し、具体化に向けた活動を推進しました。

 ② 松代の遺跡発掘調査を踏まえた松代の町の成り立ちを学び、今後の松代
  のまちづくりを考える機会としました。

 ③ 善光寺御開帳に毎回松代から回向柱を奉納する伝統の歴史を学び、まち
  づくりに活かしました。

 ④ 長野商工会議所松代支部や松代地区住民自治協議会、信州松代観光協会
  と連携し真田信之公入部400年祭に向けた、新しい企画の立案・具体化を進めました。

 ⑤ 松代地区住民自治協議会と連携し、松代城第二期整備計画の進展に合わせて
  旧松代駅舎周辺整備の促進を図るとともに、長野市の国交省都市 再生整備計
  画事業の策定に積極的に参加し、真田宝物館の建替えを含む松代のエントランス
  機能の強化に取り組みました。

 ⑥ 全国町並みゼミやまちなみフォーラム開催成果を踏まえて地元との連携を強化し、
  松代の泉水・泉水路の保存と水源確保の取り組みを進め、伝統的環境の保全と
  城下町らしい町並み景観推進に取り組むとともに、長野県内の町並み保全の
  ネットワークを促進しました。

 ⑦ 長野商工会議所松代支部や住民自治協議会と連携し、古民家や空き店舗を活用した
  リノベーションにより、ショップ開発促進や古民家を活用した移住促進に取り組みました。

 

【通年事業として】

 ① 松代地区住民自治協議会 歴史文化とまちづくり部会の活動を通じて、松代地区
  振興計画の推進に取り組みました。

 ② 松代商店会連合会と連携を促進し、商店街や地域の活性化に取り組みました。

 ③ 信州松代観光協会と連携して松代観光推進に取り組みました。

 ④ 「松代まち歩きセンター」を充実させ、地域の人々と観光客との交流を促進して
  「各種まち歩き」の活発化を図り、現在松代城周辺や象山地下壕に集中している
  観光客の流れをまちなかに導き入れ、まちなかの賑わいを創出しました。

 ⑤ 大学(清泉女学院短大、信州大学工学部建築学科・農学部造園科、長野県立大学)や
  研究機関等との連携を深め、学術的研究成果をまちづくりに反映しました。

 ⑥ 松代町内小中学校、松代高校と連携し、子どもたちが松代の歴史的文化遺産を
  活かしたまちづくりに触れる機会を増やし、地域を愛する気持ちを育み、松代の
  次代を担う若者の育成に努めました。

 ⑦ 明治維新以降、社会貢献をした松代ゆかりの人々の業績を研究し、顕彰する
  取り組みを行いました。

 ⑧ まちなかの商家を観光の中核拠点として保存整備利活用を促進しました。

 

【特別事業として】

 ⑴ 旧樋口家住宅管理及び運営業務委託
  長野市が整備した旧樋口家住宅の管理運営委託が10周年を迎えたのを機に、
  維持管理と更なる利活用促進に取り組みました。
 
 ⑵ 寺町商家の指定管理者として施設運営
  長野市が整備した寺町商家の指定管理者として施設運営に当たりました。
 
 ⑶ 近年の松代の移り変わりを写真や語りで残す取組みとして、松代「今昔写真集」を
  制作しました。
 
 ⑷ 松代高校の存続を願う会へ参加・協力しました。

 

1.まち歩き推進事業

1.1 歴史的文化遺産保存・利活用によるまち歩きの推進
 地域の歴史的文化遺産の保存・利活用によるまち歩きを推進し、松代全体を 
 まるごと博物館として地域振興を図る取り組みを行いました。
 (1) 文化財登録と利活用、町並み保存整備の推進
   松代地区住民自治協議会歴史文化とまちづくり部会に参加し、部会活動の一環として、
   信州大学工学部建築学科の梅干野成央准教授に、福徳寺・明徳寺の登録有形文化財
   候補物件の調査を依頼し、長野市教育委員会文化財課や歴史的建造物所有者と連携
   して取り組みました。
 
 (2) 庭園都市松代の推進
  ① 信州大学農学部佐々木邦博教授と連携して水路の保全に取り組み、庭園都市松代の
   推進に取り組みました。

  ② 「武家屋敷のお庭拝見」を通じて個人宅のお庭の公開をお願いするとともに、
   「泉水・泉水路を守る会」に協力し、水源の確保とお庭所有者を地域で支えていく
   仕組みづくりを研究・推進しました。
 
 (3) 松代の近代産業遺産を活かしたまちづくりを研究・推進しました。
  ① 旧松代駅舎の利活用の推進
   旧駅舎の待合室を長野市交通政策課よりお借りし、松代情報の提供に努め、利活用の
   具体的事例を提示しました。
  ② 松代の製糸業の歴史遺産を活かした地域振興に取り組みました。
 
 (4) 人物を活かしたまちづくりの推進
   松代地区住民自治協議会歴史文化とまちづくり部会に参画し、松代出身で近代日本を
   切り拓いた人物を紹介するパネルや案内看板を充実させて松代のアピールに取り組むと
   ともに人物や歴史の顕彰に取り組みました。
 
 (5) 民話の里作りの推進(民話の里プロジェクト)
   民話研究者や民話愛好家、清泉女学院短大の学生、民話紙芝居作製協力者による
   『民話の里プロジェクト』推進により、地域に伝わる民話を採集し紙芝居化して地域で
   子どもを育てる環境作りを行い、あわせて観光振興に努めました。
 
  <民話紙芝居の作成>
    令和3年度 紙芝居の作成 1話 「長岡助治郎」   累計38話
           絵画:赤澤節子氏、文章:栗林秀夫氏、資料提供:小俣光弘氏
 
  <新作民話紙芝居発表会>
    令和4年2月10日(木) 松代まち歩きセンターにて実施
      出席者:10名(コロナ禍のため関係者限定、少人数で実施)
 
 (6) 旧町名普及の推進(旧町名プロジェクト)
   江戸時代から伝わる旧町名の普及推進を図りました。
 
 (7) 古民家や空き家の利活用によるリノベーションまちづくりの推進
  ・長野商工会議所松代支部や商店街と連携して「松代リノベーションプロジェクト」を
   推進して、松代でショップを開きたい人と、古民家や空き店舗所有者とをつなぎ、
   開業を側面から支援して、まちの賑わい創出を図りました。
  ・都会から松代への移住希望者に対し、関係機関とネットワークを構築して
   空き家情を収集し、定住促進を図り人口減少時代に対応しました。
  ・松代まちづくり研究会で、県外から松代へ移住して開業した人をゲストにお招きし、
   新しいまちづくりの取り組みを研究・広報しました。
 
(8) 松代の食の推進
  ・地産地消を基本にしたワンデイシェフの推進を図り、松代の食の魅力を高める
   取り組みを推進しました。
  ・松代地区に伝わる伝統食を伝承する取り組みを推進しました。

 

1.2 まち歩きによる地域振興の推進
 地域の歴史遺産を活かして「まち歩きコース」を開発し、松代観光の推進とまちの
 にぎわい創出のためにまち歩きの普及拡大を図りました。
 各種まち歩きツアーを実施し、松代まるごと博物館構想の実現を目指した地域振興を推進しました。
 住民自治協議会歴史文化とまちづくり部会に協力し、案内看板への英語説明追加など、
 外国人旅行客の誘客促進のための環境整備を推進しました。
 
 (1) ブラタモリ風まち歩きの推進
   宮下健司先生(元長野県歴史館総合情報課長)の協力を得て、松代の地形を探索しながら
   歴史文化を探求するまち歩きを実施しました。
   ・令和3年 4月24日(土)松代城(旧海津城)周辺を巡る    参加者36名
   ・令和3年11月20日(土)豊栄・欠地区(西条)周辺を巡る   参加者22名
 
 (2) まち歩きガイドの養成
  ・「まち歩き事業推進プロジェクト」を継続し。ガイド用テキストの整備を推進し、
   「ガイドのためのガイドブック(仮称)」を完成しました。  記載内容 57項 141ページ
  ・まち歩きガイド養成講座の開催は、コロナのため未開催となりました。

 

 (3) まち歩きのための案内看板整備
  ・まち歩きを推進するために各種案内看板(コース案内、路地名、旧町名、歴史、
   人物など)を整備・更新しました。     令和3年度 人物看板 10ヶ所設置
  ・長野県観光推進機構の外国語による音声ガイド作成に強力しました。
 

 (4) 各種散策会の開催
   各種まち歩きツアーを開催し松代の魅力を内外に発信しました。
  ①  4月10日(土) 真田家ゆかりの古寺としだれ桜めぐり         15名
  ②  4月24日(土) 松代城(旧海津城)周辺を巡る             36名
  ③  6月26日(土) 自転車で「初夏の川中島合戦の史跡」を巡る コロナで中止
  ④  7月17日(土) 白鳥神社特別拝観と開善寺経蔵の見学会        22名
  ⑤11月20日(土) 豊栄・欠地区(西条)周辺を巡る            22名
  ⑥11月13日(土) 武家屋敷 秋のお庭拝見               コロナで中止
  ⑦12月22日(水) 冬至の夕日に輝く宝珠を見る会            15名
  ⑧ 1月 8日(土) 年の初めの七福神めぐり         コロナで中止
  ⑨ 1月16日(日) 龍泉寺閻魔大王図拝観と御安三ヶ寺めぐり       32名
  ⑩ 2月10日(木) 紙芝居(第38作)新作発表会            10名
                 10回       延べ人数 152名
 
 (5) 旧松代駅舎利活用による「まち歩き情報」の提供
  ・松代観光情報コーナー開設  令和3年4月1日~令和4年3月31日(常設)
  ・松代の観光案内、各施設のイベント紹介
   旧樋口家住宅、山寺常山邸、旧前嶋家住宅、寺町商家、真田宝物館、
   エコール・ド・まつしろ倶楽部、松代まち歩きセンター
 
 (6) まち歩きマップ・ガイドブックの発行
  ・各種まち歩きマップやまち歩きガイドブックを発行し、まち歩きの活発化を図りました。
  ・外国人旅行客に対応したマップやパンフレットの整備を促進しました。
 
 (7) 自転車によるまち散策の推進
  ① 松代まち歩きセンターに普通自転車と電動自転車を各3台配置して、レンタサイクルを推進しました。
    令和3年度 レンタサイクル貸し出し台数 : 72台
 
  ② 自転車によるまち歩きツアーの推進
  ・貸し自転車の充実を図り自転車によるまち散策を推進しました。
  ・長野電鉄屋代線跡地のサイクリング道路・遊歩道化や、旧松代駅舎を利活用した
   サイクリングステーション(サイクリングの拠点)整備促進について研究を深め、
   川中島古戦場と海津城(松代城)、妻女山を繋ぐサイクリングコースの定着化を
   図る取り組みなどを通じて自転車によるまちづくりを推進しました。
   コロナでツアーは中止を余儀なくされました。
 
 (8) 寺町商家の指定管理受託と運営
   長野市指定文化財寺町商家の指定管理者を受託し、平成27年度から継続して運営管理を
   実施しました。創意工夫して運営にあたり、文化財を活用した新たな使い方を具現化させて、
   内外から多くの人に利用していただき、町の活性化に貢献しました。
   ・ワンデイシェフ利用           8回  157名
 
   ・イベント会場としての利用(貸し館)】
    TOMOYAARTS、将棋教室、お料理教室、箱膳体験会、整体とワークショップ、テレビ信州
    ゆうがたGet撮影、松代現代美術フェスティバル
   ・貸館利用回数  746回   2,735名   *貸館は半日1回でカウント
   ・総入場者数    3,636名

 

 (9) 旧樋口家住宅管理及び運営業務受託
   旧樋口家住宅を長野市教育委員会からの管理運営業務委託により、利活用を推進しました。
  ・自主企画事業 79件、他団体企画事業 122件
  ・総入場者数   8,633名
 
2.交流ネットワーク事業の推進
 「シンポジウム」「松代学講座」「松代まちづくり研究会」の開催や「視察研修の受け
 入れ」、「講師派遣」等を行い各地区とのネットワークを推進し、松代のまちづくりの質を
 高める取り組みを行いました。

 (1) 全国各地のまちづくり団体との交流を深め、ネットワークの推進を図りました。
 
 (2) 松代学講座の開催
  松代学講座運営委員会により講座を開催しました。

  今年度前期のテーマ     「松代近代化の礎を築いた横田家の人々」
  (3回のシリーズ講座として実施しました)
    講 師  上条 宏之 氏 (信州大学名誉教授、長野県短期大学名誉教授、
                  現在信濃民権研究所を運営し執筆活動中)
    会 場 中町公会堂   午後 1時30分~3時30分
 
   第1回 「横田家の人びと 横田機応・九郎左衛門から秀雄・正俊まで」
    日 時 令和3年9月25日(土)       参加者 43名
 
   第2回 「横田家の人びと 横田亀代と寿・英などの娘たち -英を中心に-」
    日 時 令和3年10月30日(土)      参加者 44名
 
   第3回 「松代青年会・横田家の人びとと近代松代のまちづくり」
    日 時 令和3年11月27日(土)      参加者 31名
 

   今年度後期のテーマ     「善光寺御開帳と回向柱寄進のまち松代」
   第4回 「松代の殿様も参拝した善光寺御開帳」
    講 師 小林 一郎 氏(長野郷土史研究会 会長)
    日 時 令和4年12月4日(土)   コロナのため 令和4年4月24日に延期
 
   第5回 「善光寺と御開帳」 - 松代に感謝を込めて -
    講 師 若麻績 享則 氏(善光寺淵之坊 住職、善光寺 法務局長)
    日 時 令和4年2月26日(土)   コロナのため 令和4年5月21日に延期
 
   第6回 「善光寺と善光寺信仰について」
        ― 文献に刻まれた武士の活躍を垣間見る―
    講 師 宮下 健司 氏(元長野県立歴史館 総合情報課長)
    日 時 令和4年3月19日(土) 午後1時30分~3時30分
    会 場 中町公会堂               参加者 30名

                     参加者計148名
 
 (3) 視察研修受け入れ
   各地との交流ネットワーク推進のため視察研修やツアー等を積極的に受け入れました。
 
  令和3年
   4月15日(木)  安成美氏 横浜市                    1名
   5月23日(日)  松代中学校 PTA教養部 まち歩き          17名
   7月13日(火)  長野市立信更中学校                  11名
  10月23日(土)  ゆるーい おっさんの会 小林豊氏           10名
  10月31日(日)  クラブツーリズム㈱ 松代城内案内            18名
  11月12日(金)  千曲市立東小学校 4年生 松代社会見学        59名
  11月18日(木)  松本市 里山辺地区福祉ひろば             15名
  12月 7日(火)  松本県が丘高等学校 1年生              43名
  12月25日(土)  長野シニア大学 宮川清文氏               6名
 
  令和4年
   3月27日(日)  石川県七尾市御祓地域づくり協議会            2名
                                   計182名
  その他まち歩きセンター事業を通じて常時、各地からの訪問を受け入れました。
 

 

 (4) 各地への派遣による交流促進
  ① 講師派遣
 令和3年
    5月13日(木) 清泉女子短期大学「歴史・文化を活かした松代のまちづくり」
     講師  NPO夢空間 香山 篤美 理事長                 (53名)
    6月 3日(木) 清泉女子短期大学「松代のインバウンドの推進について」
     講師  NPO夢空間 堀明雄 副理事長、山本 勝彦 夢空間会員 (53名)
 
  ② 「信州街並みフォーラムin小諸」へのパネラー派遣
   10月16日(土) パネラー 香山 篤美 理事長、三田 今朝光 事務局長
 
  ③ 授業サポート等
   12月23日(木) 松代高等学校
    総合的な探求の時間:「家庭科授業 餅つき体験」
    指導  PO夢空間 三田 今朝光 事務局長 他協力者4名      (40名)
 
 令和4年
 
  ④ 全国町並み保存連盟 運営委員会(ZOOMによる)
   2月24日(木)  11時~12時 インタビュー 香山 篤美 理事長
    信州松代のNPO夢空間20周年記念誌発刊を記念して、発足からの取り組み
    について、保存連盟の福川理事長からインタビューがありました。
 
 
 (5) 松代まちづくり研究会の開催(於松代まち歩きセンター伝承館)
  令和3年 
   4月17日(土)  4月例会   第106回
    テーマ「真田家 松代入封400年を迎える取り組みについて-1」
 
   5月22日(土)  5月例会   第107回
    テーマ」「真田家 松代入封400年を迎える取り組みについて-2」
 
   6月17日(木)  6月例会   第108回
    テーマ「真田家 松代入封400年を迎える取り組みについて-3」
 
   7月15日(木)  7月例会   第109回
    テーマ「真田家 松代入封400年を迎える取り組みについて-4」
 
   8月10日(火)  8月例会   第110回
    テーマ「真田家  松代入封400年を迎える取り組みについて-5」
 
   9月22日(水)  9月例会   第111回
    テーマ「青木家跡地(旧樋口家住宅の隣)の活用方法について-1」
 
  10月14日(木)  10月例会   第112回
    テーマ「青木家跡地(旧樋口家住宅の隣)の活用方法について-2」
 
  11月18日(木)  11月例会   第113回
    テーマ「空き家対策とこれからのまちづくりについて-1」
     松代町の空き家対策推進について(地域おこし協力隊:水嶋謙治氏)
  
  12月17日(金)  12月例会   第114回
    テーマ「空き家対策とこれからのまちづくりについて-2」
     松代町の空き家対の経過について(前商工会議所:山谷由美子氏)
   令和4年
   1月22日(土)    1月例会   第115回
    テーマ「空き家対策とこれからのまちづくりについて-3」
     おむすびカフェ開店への想いとその後(高野梨絵氏) 
  
   2月    コロナのため休止しました
  
   3月17日(木)    3月例会   第116回
    テーマ「松代のにぎわい創出について-1」
     陽灯ストーリープロジェクトについて(鶴田智也氏)
 
3.広報出版情報発信事業の推進
 活動成果を広める為に広報出版・情報発信事業を行ないました。
 (1) 毎月1回「信州松代夢空間だより」の発行を通じて会員への情報提供を行いました。
 
 (2) インターネットによる松代情報の発信
  ・夢空間のHPやブログ、SNSでの松代情報の発信や、「信州松代観光情
   報」、「松代まち歩きナビ」への情報提供による松代観光情報の一体化促進を
   図るとともに、松代テレビ局等と連携し松代情報の発信に取り組みました。
 
 (3) ギャラリー展覧会の開催
  研究成果を発信していくために各種展覧会を開催し、情報発信に取り組み
  ました。(主に旧樋口家住宅にて開催)
   ・松代の春 ビュースポット写真展
   ・2020まつしろ写真コンテスト入賞作品巡回展
   ・松代 童謡のまち企画展      ・松代の今昔写真展
   ・松代の猫面瓦の写真展        ・松代の秋 写真展
   ・善光寺回向柱の企画展        ・松井須磨子の企画展
 
 (4) 各種出版事業
   今年度は「今昔写真集」を発行し、松代の歴史の移り変わりを写真の形にし
   て情報発信し、住民の皆様はじめ多くの方に松代の情報を提供しました。
 
4.松代まち歩きセンター運営事業の推進
 ・観光客に松代のまち歩き情報を提供するとともに商店街等と連携して松
  代の食や土産品の開発普及を行い、地域住民と観光客の交流を促進し地
  域振興を図りました。
 (1) まち歩きセンターの実績
   観光客に松代のまち歩きの情報を提供し、観光客と住民との交流を推進し地域振興を図
   るためにまち歩きセンターの管理運営にあたりました。
   ・ まち歩きセンター訪問者数     5,485人
   ・ 電話による問い合わせ数       1,859件
 
 (2) 観光情報センター機能
  ・松代観光情報の収集・提供とパンフレット、マップ等の提供を行いました。
  ・北信濃各地区の観光情報の収集とパンフレット等の提供を行いました。
 
 (3) まち歩き推進機能
   来訪者に松代の見所やまち歩きコースの紹介、お食事処や土産等の紹介を行いました。
 
 (4) お休みどころ(まちの縁側)としてまち歩きの無料休憩所、コーヒー(有料)やお茶の提供、
   観光客等にトイレを提供し、気軽に立ち寄っていただけるように努めました。
 
 (5) 松代まち歩きガイドブック等の販売、松代関連書籍等の委託販売を行いました。
 
 (6) 公共Wi-Fiの提供
   公共Wi-Fi機能を整え、まち歩きセンター来訪者に提供しました。
 
 (7) 観光推進のため、まち歩きセンターや伝承館を会場として提供しました。
   令和3年度 伝承館利用回数 158回
 
 (8)松代地区住民自治協議会の「松代復興応援実行委員会」の各種打ち合わせの場としてセ
   ンターを提供しました。
 
(9)松代地区住民自治協議会の「松代復興応援実行委員会」へ災害支援物資の備蓄と配布会
   場として伝承館を提供しました。
 
(10) 松代まち歩きセンター展示会の開催
  ・「善光寺御開帳と松代」
    令和3年4月1日(木)~令和4年3月31日(木)
 
(11) イベント会場
   松代まち歩きセンターで吊るし雛を展示しました。
 
(12) インターネットテレビスタジオ機能を活用した住民による松代情報の発信基地の提供
   松代テレビ局による松代情報の発信
   ・毎週月曜日夜7時~7時15分「しゃべくり松代」発信
   ・3月28日で「しゃべくり松代」放送回数は596回となりました。
 

5.その他の事業の推進
 地域の関係団体と協働してまちづくりを推進しました。
 (1) 信州松代観光協会への参加
   「信州松代観光協会」の運営委員として参加しました。
   松代春祭り実行委員会・秋祭り実行委員会へ参画しました。
 
 (2) 松代地区住民自治協議会への参加協力
   歴史文化とまちづくり部会の事務局と、会場として伝承館の貸出しを行い、各種事業に
   参加協力しました。
 
 (3) 長野商工会議所松代支部や松代商店会連合会、各商店会、松代料飲組合等
   への協力
 
 (4) 真田宝物館との連携
 
 (5) エコール・ド・まつしろ倶楽部活動への参加協力
   エコール・ド・まつしろ倶楽部の参加団体として観光おもてなし活動に取組みました。
 
 (6)山寺常山邸、旧前嶋家住宅、旧樋口家住宅、寺町商家等の相互連携促進
 
 (7) 松代でひなまつり実行委員会への参加協力
 
 (8) 松代町内外のNPO団体・まちづくりグループとの連携促進
 
 (9) 投扇興体験への協力
   信州みすず連、エコール・ド・まつしろ倶楽部投扇興専科との共催
   ・今年度はコロナ禍の影響で、開催を中止しました。
 
 (10) 須磨子忌の開催協力
   令和4年1月5日(水) お墓参り、 旧樋口住宅にて松井須磨子の企画展開催
 
 (11) その他 松代地区における関係団体への参加協力
   ◇ 松代中心市街地活性化協議会への参加協力
   ◇ 長野県地域づくりネットワーク長野支部への参加協力
   ◇長野県信州の歴史的まちなみネットワークへの参加協力
   ◇ 長野県古民家再生協議会(長野県建築住宅課)に、信州の歴史的まちなみネットワークの
    代表として参加しました。(香山理事長、三田事務局長)
   ◇ 長野市のながの協働ねっと(三田事務局長が代表)への参加
   ◇ 若者や子育て世代との交流を促進し、まちづくりの次世代育成を図ります。
   ◇ 松代高校の「総合的な探求の時間」授業への協力等
   ◇ 全国町並み保存連盟諸活動への参加協力
   ◇ 信州地域学会への参加協力
 
6.諸会議の開催

 ・総会・理事会・監査会他
     令和3年
   5月24日(月)  監査会(八田幸三監事・須田範子監事)
   5月28日(金)  総会前の理事会
   6月12日(土)  定期総会
          令和2年度事業報告及び令和3年度事業計画について
  12月23日(木)  理事・監事・事務局合同会議
          20周年を迎えた夢空間が今後目指す方向・取り組みについて
      令和4年
   3月31日(木)  理事・監事・事務局会議
          令和4年度の事業計画・収支予算等について
 
※  特別事業(特別事業・特別会計)
  ①  旧樋口家住宅管理及び運営業務
  ②  寺町商家の指定管理業務